バレンタインデーのギフトにいつもチョコレートばかりでは飽きてしまうので、今年はチョコレートに加えてお花をプレゼントすることにしました。
久しぶりにバラとカーネーションを入れたフラワーアレンジメントを制作したらとても楽しく、受け取った家族も照れて喜んでくれました。
お花をもらうのは女性だけではなく男性も嬉しいものなのですね。
お花とグリーンの色合わせが素敵だと褒められてその気になった私は、好きなお花でもっとアレンジを作りたくなりました。
それなら好みの珍しいお花を育ててみるのも楽しそうだな、と思い立って近場のホームセンターに行きました。
初めてバラを育てるために選んだ品種は?
色々な苗や種が並んでいた中でとても惹きつけられたのが「禅ローズ イーハトーブの香」という5号鉢のバラの大苗。素敵なお花の写真と説明書がついていました。
バラを育てたことがないのですがこれを機会にチャレンジしてみようと思い、4000円近くするこのバラの鉢を購入。
初心者向きと書かれているのですが、果たしてちゃんと育てられるのか?ドキドキです。
(そもそも花を育てたことがない人なので「初心者」と言っても超初心者なのですが……バラを選んで大丈夫だったのでしょうか。)
禅ローズ「イーハトーブの香」という品種について
禅ローズ(zen-rose)とは、「日本独自の伝統的な色調、美意識、価値観を盛り込んだ、趣のあるバラ」とタグに書かれておりました。
その中でも「イーハトーブの香」という品種について以下の説明がされています。
花つきが良く数輪の房になって咲く。連続開花性に優れ、春から秋まで繰り返し花を咲かせる。コンパクトにまとまり良く育ち耐病性もあり、初心者栽培にも向く。第8回国営越後丘陵公園国際香りのばら新品種コンクールで金賞を受賞。
吉池貞藏 作出品種
説明文を読むだけでもとても素敵なバラの感じがします♪(まだ実物を見たこともないのに)
さらに、「イーハトーブ」という言葉についてですが、文学に詳しい方なら既にご存知かと思いますが岩手県出身の宮沢賢治氏が作った造語で、イーハトーブとは心の中の理想郷という意味だそうです。
宮沢賢治作品においては重要なキーワードなのだそうで、この名前を付けられた吉池貞藏氏の強い想いが込められているのでしょう。
初心者の私が上級のバラに手を出したのではないかとドキドキが止まりませんが、素敵だと感じた気持ちを大事に育てたいです。
初心者のバラの育て方は地植えか鉢植えか
地植えが良いのか鉢植えが良いのか迷いましたが、タグにはどちらも可能だと書かれていたこととホームセンターのスタッフさんからは深めのひと回りからふた回り大きめの鉢に移し替えると良いとアドバイスをいただいたので、家でひと回り大きめの鉢に移し替えて育てることにしました。
地植えの方が大きく成長すると思うのですが、まずは鉢で育てた方が場所の移動ができるので、日当たりや風通しの調整もできて良いと判断しました。
鉢が大きくなる分の土が必要なのですが、売っている色々な肥料と土を見てもこのバラには何が良いのか全くわからず。
追肥の肥料と土に混ぜる肥料は異なるそうで、畑をやっている家族に聞いてからまた買いに来ることにしてバラの鉢だけ抱えて帰宅しました。
バラを鉢植えで育てるために植え替える
帰ってきて家族に見せると「素敵なバラだけど、育てられるの?」と驚かれました。
アブラムシやらお手入れが大変なのだそうです(汗)。
「がんばってみます」とだけ答えました。
鉢の移し替えに土はどうすれば良いのか尋ねると、「作ってあげるよ」といつの間にか肥料を混ぜた土が出来上がっていました。更には鉢の移し替えまで手伝ってくれました。
去年、初めてトマト苗を買ってきて「トマトを育ててみたい!」と始めた私。
苗のポットごと鉢に入れて家族に優しく違うよと教えてもらったことを思い出しました……。
鉢の植え替えで販売時のバラの鉢を抜くと白い根がびっしり!
とても丈夫そうで安心したと共に既に窮屈そうだったので植え替えができて良かったです。
ひと回り大きい鉢への植え替えはバラの根をほぐして少しちぎって(!)新しい土の入った鉢に入れました。
初心者の私はポットから抜いたまま新しい鉢に入れようとしたのですが、ほぐして根を切ってあげた方が良いそうです。
『根を切るなんて大丈夫なのか?』と怖くて躊躇っている私のかわりに家族がさっさと進めてしまいました(苦笑)。
肥料を混ぜた土の作り方も鉢の移し替えも分からないまま家族のお陰で手順だけはスムーズに進んでいき、あとは日当たりと風通しの良い場所に置けばよいまでになりました。
庭のどこに置こうか迷いながら、水やりのチェックができる物干し台の近くへ。
まだ寒い日もあるためあまり水は必要としないかもしれませんがこまめに見ながらバラの枝の成長を楽しみに待ちます。
初めてのバラの育て方の参照サイト
1. 「バラの育て方」という京成バラ園芸株式会社さま
バラは難しそう、手間が掛かる・・・、そんな思いで敬遠していませんか?
実際は、思ったよりも丈夫で、一度植えれば何十年も楽しむことができます。
この言葉を信じて頑張ります(^-^)v
2. 「【バラの育て方】初心者さん必見!バラの基本的な育て方と種類・病気を解説」
GARDEN STORYさま
そもそもアレンジメントのバラは・・・
今更なのですが、フラワーアレンジメントに使われるメインの花は、バラ、ガーベラ、ダリア、百合、ひまわりなど色々あります。
今回バラを選んだ理由は、誰がみても名前を知っている通年ニーズのある花であること。
アレンジメントにバラを入れたら……バラと言っても珍しいバラを入れたら、とても素敵なオンリーワンギフトになるのではないかと思ったからでした。
でも、そもそもフラワーアレンジメントに入れるバラって切花用に開発されたバラなんですね。知りませんでした〜(汗)
香りの豊かなバラはその成分で花を傷ませてしまうらしくてアレンジメントに向かないかもしれないとwebで書かれているのを目にしてしまいました。
『実際、作ってみてどうなるのか?』日持ちするのかしないのかアレンジメントにして観察してみたいと思います。
まずは、アレンジメントにするまでのお花を無事に育てられるように頑張って育てていきます。